和包丁の柄の材質・種類について2017/10/06

包丁の柄の種類
和包丁の柄の材質・種類について

和包丁の柄は握りやすく、長時間使用しても使えれにくい形状をしています。柄には口輪と言って、柄の上部にある黒い部分と握るところの木製で出来ています。
この形状は、昔からほとんど変わることなく現在も同じ形のものが使われています。

包丁の柄で一番大切なのは握りやすい、傷みにくいという点です。柄の種類、形状などを紹介していきます!

和包丁の柄の種類

まず料理人が一番使うのが水牛柄、家庭用などではプラスチック柄などが使われています。それぞれ特徴を説明いたします。

プラスチック柄(PC柄)
柄の中では一番安価になります。家庭用包丁などが販売されているところではこのプラスチック柄が多いと思って頂いて良いかと思います。口輪部分がプラスチックで、木製部分は水に強い朴の木(ほおのき)を使用しています。
口輪部分:プラスチック、木製部分:朴の木

水牛柄(すいぎゅう)
料理人の包丁であればこの水牛柄が使われているのが一番多いです。口輪の部分が水牛の角で出来ていて、高級感があります。またずっと使用している、木製の部分と口輪部分が同時に減っていくので境目もなく握りやすいハンドルです。長く使えば自分仕様になって行くといった感じです。
口輪部分:水牛柄、木製部分:朴の木

※PC柄と水牛柄とも同じ朴の木ですが、水牛柄は木の中心部分を使っているのでPC柄よりも丈夫になります。

紫檀柄(したん)
黒檀柄はちょっと高いけど色味が黒っぽいのが欲しい、という人に喜ばれる紫檀柄です。英語でローズウッドと言い外国人からも人気の材質です
口輪部分:合板、木製部分:紫檀

櫟水牛柄(いちい)
朴の木よりも水に強く人気のある材質です。色がほうの木よりも少し濃いイメージです。
口輪部分:水牛柄、木製部分:櫟の木

黒檀柄(こくたん)
料理人の憧れでもある黒檀の材料を使用したハンドルです。見た目も黒っぽいので存在感もありカッコいいです。硬い材質で水にも強いのが特徴です。ですが、その反面温度差などには弱いので、割れたりする事もございますので、使用方法は十分気を付けてください。
口輪部分:水牛柄、木製部分:黒檀

柄の形状について

和包丁の柄には3種類の形状がございます。これ以外にもありますが、代表的なものを紹介しますね。

小判型
小判のように楕円の形をしている形状の柄です。出刃包丁などに使われているのがこのタイプです。力が入れやすいのが特徴です。

栗型
くり型は一か所が尖っていて、形状が栗に似ている形状をしています。刺身包丁などに使われていて、この尖がりに指を引っかける事ができるので作業がし易くなるのが特徴です。

八角型
柄の形状の中では一番高価なタイプになります。見た目も高級感が増し、八角になっているので握りやすいです。この形状はどの包丁でもできますので、ご要望がございましたらご相談ください。

包丁の柄の形状はどれも特徴があり自分の好みに合わせて選んでいただければと思います。実際にいくつかのハンドルを握って、しっくりくる物を探してください。長時間、料理される方は切れ味と同じくらい大事な事になります。

包丁の柄の種類
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