土用の丑の日とは(うなぎ,土用餅)2015/05/01
土用の入りになって最初来る丑の日の事で、夏バテ防止にうなぎの蒲焼を食べると良いとされる日です。
土用とは、立春・立夏・立秋・立冬(四立)の前、約18日期間のことで、一般的な「土用の丑の日」にあたる土用は、立秋(8月7日又は8月8日)の18日前の期間です。
この土用というのは、「五行」で定められた歴で、五行とは、木(春)・火(夏)・土(季節の変わり目)・金(秋)・水(冬)と、季節は普通四つですが、「土」だけ余ってしまいます。それを土の性質は春夏秋冬のすべての季節に存在するとこじつけられました。
各季節最後の18日を土用とし、これで1年の日数が五行に割り振られたことになります。
今は、土用と言うと夏だけですが、本来は全ての季節に土曜があります。
ですが、十二支の丑のことで、十二支は年を数えるだけでなく、方角や、月、日にちを数える時にも使われます。
つまり、約18日間の「土用」の期間のうち、12日周期で割り当てられている十二支の「丑の日」が土用の丑の日となります。
立秋前、夏の「土用」の「丑の日」が「土用の丑の日」です。土用の丑の日は、平均1.57回あります。つまり、1年で2回土用の丑の日が来る年もあります。2014年の土用の丑の日は7月29日です。
時は遡り、江戸時代、うなぎ屋がうなぎが売れないで困っていることを平賀源内に相談し、この時、「’本日丑の日’という張り紙を店に貼る」という平賀源内の発案が功を奏し、うなぎ屋は大繁盛しました。
繁盛した背景には、「うしのひに因んで、’う’から始まる食べ物を食べると夏負けしない」という風習がありました。これが広まり、「土用丑の日はうなぎの日」と定着しました。
今でも、「うなぎは夏バテにいい」などと謳い文句をつけて売られてますが、本当でしょうか。
夏の土用の時期は暑さが厳しく、確かに夏バテをします。昔から「精の付くもの」を食べる習慣があり、土用蜆、土用餅、土用卵などの言葉も残っています。
名古屋はうなぎが有名ですが、その中でもひつまぶしは特に美味しいです。1杯目はそのまま食べて、2杯目は薬味を加え、3杯目はお茶漬けにして3回も味わえるのが特徴です。普通のうなぎとはまた違った味を味わえるので是非名古屋ではひつまぶしを食べてみてはいかがでしょうか?
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