鏡開きの日にちは地方によって違います2015/05/01
鏡開きは鏡おろしとも言われています。一般的に1月11日が鏡開きの日とされていますが、地域によって違ったり、土日祝日の関係で異なることもあります。しかし関西では1月15日に行われることが多く、 京都や近隣の一部の地域では、1月4日に行われます。
関西と関東で鏡開きの日にちが違っているのは徳川時代以前は“松の内”が終わった後、1月20日に行われていましたが、 徳川家光が亡くなったのが4月“20日”で、 1月“20日”を忌日として避けて、1月11日に行う風習が、徳川幕府のある関東を中心に広まりました。しかし関西にはこの風習が広まらなかったために今でも1月15日に鏡開きを行っているそうです。
鏡開きは、お正月に供えられていた鏡餅を下げ、 それを食べるという風習です。そのいわれは鏡餅には年神様が宿ると考えられていて、神様に供えた食べ物には力が備わると考えられています。 神様や仏様に感謝しながらそれを食べることによって、年神様の力を分けてもらい1年間の無病息災を祈願しています。
割ったお餅は雑煮やお汁粉にして食べますがお汁粉、ぜんざいは違うものです。そして関東と関西では大きな差があります。
◎お汁粉
関東…お餅の入ったつぶあん・こしあんの小豆汁のおわんです。
関西…お餅の入った、こしあんのあずき汁のおわんです。
◎ぜんざい
関東…お餅や栗に、汁気のないあんこをかけたものがお皿に載って出てきます。
関西…お餅の入った、粒あんのあずき汁のおわんです。関東でいう「ぜんざい」は、関西では「亀山」と呼ばれることが多いです。
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