包丁のサビる原因とは?錆びないお手入れ方法とは?2015/05/01

包丁のサビる原因とは?錆びないお手入れ方法とは?

サビは空気中の酸素と水分によって酸化して錆びになります。その為、包丁の表面は常に水気や汚れがない綺麗な状態にしておくことが大切です。

炭素系のハガネはもちろんステンレス系の材質の包丁も錆びてしまいます。ステンレスは目に見えない薄い膜があり見た目には分かりにくいですが錆びています。お手入れをしないとそこから赤錆ができてしまいますので、ステンレス包丁もハガネ同様お手入れをする必要があります。

包丁は使っているうちに表面に酸化皮膜が出来る為、サビにくくなります。ですが、ご使用後すぐの包丁は酸化皮膜がない為、とてもサビやすい状態になっています。特にハガネの包丁はサビやすいです。もしサビてしまった場合はクレンザー等をつけてスポンジタワシの固い方でしっかりと擦りサビを落として下さい。包丁が新しい内は酸化皮膜を作るために一日に一度程度、クレンザーでお手入れをすることをお勧めします。

※刃先の部分をスポンジタワシでこすると切れ味が落ちるため、必ず砥石で研いでサビを落として下さい。

サビをクレンザーでお手入れするには?

まな板に包丁の表面(刃身)がピッタっとつくように包丁を押さえクレンザーで擦って赤錆を落として下さい。(柄をまな板の外側にすると擦りやすいです。)擦っていくと薄いネズミ色の点が残る場合がありますが、これは取る必要はございません。赤錆は早めに対応しないと包丁の内部へ進みますので、できるだけ早くお手入れをするようにしてください。クレンザーは酸化皮膜ができるまでは一日に一度程度することをお勧めします。

錆びさせない日々のメンテナンスについて

包丁は長く使っていただくためにはお手入れが必要になります。一番気をつけていただきたいのは水気になりますので、ご使用後は必ず水気を拭き取って下さい。手順は下記を参照ください。

① ご使用後、包丁を綺麗に洗います。(お時間があればクレンザーでのお手入れ)
② 熱湯をかけて包丁の表面を乾かしティシュなどで拭き取ります。
③ サラダ油を付けて表面に残った油をティシュなどで拭き取ります。(空気と触れさせない為)

※酸系等の食材(トマト・レモン等)を切られた後はすぐに包丁を洗って下さい。
※包丁は乾燥室には入れないでください。

毎日使う場合はサラダ油はつけて置かなくても大丈夫です。サラダ油は空気と触れさせないために行いますので、長期間使わない場合はサラダ油をすることをお勧めします。ですが、何ヶ月もご使用にならない場合はサラダ油が水分の代わりになり錆びる場合もあるので、定期的にメンテナンスをしてあげてください。

包丁のを錆びさせない使い方は?

包丁は使ったら洗う、洗ったら拭く、といった感じでして頂ければほとんど錆びはきません。

お寿司屋さんをイメージして頂ければ解りやすいと思いますが、食材を切るたびに包丁を洗ったりタオルで拭いていますよね。あんな感じで使って頂ければハガネの包丁でもだいぶ違います。また、違う食材を切る前に洗う癖をつけておくと、食材のにおい移りもないので、おいしく調理ができます。少しの手間ですが日頃から心がけて頂くことをお勧めいたします。

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