三徳包丁の選び方2015/05/01
毎日使う包丁の切れ味が悪いと料理が楽しくありませんし、美味しい料理を作りたいという意識も出てこないと思います。
包丁は一回買えば5年以上(長ければ20年)以上使うので失敗しない選び方が大切になってきます。
家庭で使う包丁として代表的なのが三徳包丁です。三徳包丁と言ってもたくさんの種類があります。当店の扱っている三徳包丁は全部で50種類以上あり、沢山あるのでどれを選べばいいのか分からないと思います。そこで、当店が選び方のポイントを解説させて頂きます。
また、売れ筋の三徳包丁ランキングも紹介させて頂きますので参考にしてください。
それでは、良い三徳包丁のポイントを解説いたします。
・包丁の切れ味が良い
・切れ味の持続性が良い(切れ味が落ちにくい)
・長い期間使える
これは当たり前ですが、とても大切になってきます。
当店の扱っている三徳包丁の価格帯は5000円~3万円程度です。上記の条件を考えると1万円前後の包丁がお勧めです。
それでは、下記の4点について詳しく解説していきます。
1.刃の形状・刃渡りサイズを選びます
2.「切れ味重視」?「サビにくい」?のどちらかの材質を選びます
3.切れ味に差が出る鋼の種類を選びます
4.ハンドル部分の柄(え)を選びます
1.刃の形状・刃渡りサイズを選びます
刃の形状は基本的には先が尖った三徳タイプが多いですが、
四角の薄刃タイプ(菜切タイプ)もあります。
刃先が尖っていると少し怖いという場合は刃先が四角の薄刃タイプがおすすめです。(先端恐怖症の方にもお勧めです。)
三徳包丁の基本的なサイズは165mmですが、180mmのものも有ります。
長めが欲しい方は、180mmを選んでください。
2.刃の材質を「切れ味重視の材質」なのか「サビにくい材質」のどちらかを選びます
包丁は切れ味重視の錆びる材質(以降「ハガネ」)の方と
サビにくい材質(以降「ステン」)があります。
切れ味はハガネの方がステンよりも良く、切れ味の持続性も優れています。
ですので、皆さんにはハガネを使って頂きたいですが、
そうは言ってもサビが気になる方が多いのでステンを使われている方の方が多いです。
当店の包丁であれば正直ステンでも満足して頂ける切れ味をしていますので、
好みに合わせて切れ味重視が欲しければ「ハガネ」、
サビが苦手であれば「ステン」という感じで選んで頂ければいいと思います。
ハガネの錆びるといっても三徳包丁の構造は右図のようになっていますので、
ステンで挟まれていない刃先の5mmほどがサビる部分になります。
両サイドはステンレスなのでサビにくい材質を使用しています。
当店のお客様にはサビは気にしない切れ味重視という方はすべて刃先がさびている方もいます。
※サビは鉄分ですので体内に入っても害はございません。
3.ハガネ、ステンの中でも鋼の種類が数種類あるので、好みの材質を選びます
包丁の値段の違いはほとんどが鋼の種類によって決まります。
下記の説明を参考にご自分に合った物をお選び下さい。
ハガネの場合は上位クラスから超青鋼、青鋼、白鋼、日本鋼とあります。
一般的な家庭用であれば当店の一番下位のクラスの日本鋼でも十分切れますが、
当店のお勧めは青鋼になります。ハガネの違いはこちらで詳しく説明しています。
ステンの場合は、上位からハイス鋼、スウェーデン鋼、モリブデン鋼、ステンレス鋼とあります。
ハイス鋼、スウェーデン鋼はサビにくく切れ味もハガネと変わらないくらい良い素材です。
迷われている方はこのどちらかをお選び下さい。
当店の扱っているステンで一般的な材質はモリブデン鋼です。ステンの違いはこちらで詳しく説明しています。
4.ハンドル部分の柄(え)を選びます
ツバが付きか無しを選びます。ツバは右図を参照ください。
ツバとは包丁の刃とハンドルの部分に付いている金具の事をさします。これが付いていると水が柄に入りにくく傷みにくいのが特徴です。
ご予算の都合もあると思いますが、ツバ付の方が長くご使用いただけるのでツバ付を購入されることをお勧めいたします。
ハンドル部分の材質を選びます。洋包丁に多く使わているのは、黒い合板柄です。合板柄とは板を重ね合わせて積層に強化しています。
それ以外にもマホガニーや樹脂などもありますが、どれも傷みにくく5年~10年以上は使える材質です。
基本的には刃の材質を決めると柄はツバ付かツバ無くらいしか選ぶことは出来ません。
以上が基本的な包丁の選び方です。
簡単にまとめますと、
では三徳包丁の鋼で 【サビにくい材質】 か 【切れ味重視の材質】 のどちらかを選んで頂き次のページに進んでください。